10分で声が変わる!? 「ビジネスボイス」レッスンに参加してきました!〜Vol.1〜

働く皆様はビジネスシーンでの「声」の重要性を感じる方が多いことでしょう。 そこで、のどケア.com編集部は、 ビジネスシーンでの「話す声」をつくる、ビジネスボイストレーニングのレッスンに参加してきました。

    のどケア情報 2018/07/23

    働く皆様はビジネスシーンでの「声」の重要性を感じる方が多いことでしょう。

    そこで、のどケア.com編集部は、

    ビジネスシーンでの「話す声」をつくる、ビジネスボイストレーニングのレッスンに参加してきました。

     

     

    講師を務めていただくのは、

    ビジネスボイストレーニング ビジヴォ 代表の秋竹朋子先生です。

     

    初めてお会いした瞬間からとても明るく元気で、お綺麗な先生です。

    どんなレッスンが始まるのかと、ドキドキです。

     

    10分で声が変わる!?

     

    のどケア編集部2名で自己紹介をしたところ、

    筆者は、通りにくい声だとのご指摘を受けました。

     

    それもそのはず。

    筆者は、ビジネスシーンに限らず、発言した後に聞き返されることが多かったのです。

     

     

    今まで悩んできた

    「声が通りにくい」

    「聞き返されることが多い」ことが治るのであればなんとしてでも知りたい!

     

    秋竹先生から、

    「発声練習をしましょう。10分で人の声は変わります」

    と心強いお言葉をいただき、レッスンがスタートします。

     

    自分の声を知ることから

    まずレッスンでは、自分の声が周りにどう聞こえているのか客観的に聞くことから始まります。

     

    秋竹先生「いつもどおりに5音読んでください。録音して聞いてみましょう。」

     

    教材に書いてある、5音で構成される音を読みます。

    例:おもしろい、さようなら

     

    その後、録音した自分の声を聞きます。

     

    なんとこもっていて聞き取りにくい声なのでしょう…

    客観的に聞いたところ、こんなにも聞き取りにくい声だと知り、愕然としました。

     

    ▼レッスンイメージ

    教本通りに読んでいきます。

     

    苦手な行を知る

    秋竹先生

    「次に、五十音でどの行が苦手なのかを知るため、

    あいうえお から らりるれろまで、2回ずつ読んでみましょう。

    苦手な行のときに、読みずらくなるのです。」

     

    筆者が、あいうえお から らりるれろまで2回ずつ読んだところ、

    か行、さ行、た行、は行でつまづいていることが自分でもよくわかりました。

     

    秋竹先生

    「自分の苦手な行が来るときに、噛んでしまったり、聞き返されたりします。」

     

    声質は変えることができる

    次に、声が出る仕組みを教わりました。

     

    秋竹先生より

    「話すということは、息を吐くということなのです。

    肺には横隔膜筋という筋肉があります。

    この横隔膜筋が空気を息を吐いたときに押し上げられます。

     

    押し上げられた空気が、声帯に当たって音になるのです。

    音になったものが、鼻と口に響くことで声質ができます。

     

    つまり声質は変えることができるのです。」

     

     

    トレーニングの4つのポイント

    ビジヴォでは、4つのポイントを意識して、トレーニングを進めています。

     

    1.呼吸

    腹式呼吸で話すということ

     

    2.発声

    声帯のトレーニングをして、相手の聴覚にしっかり届くような声にすること。

     

    3.共鳴

    声の高さのコントロールのこと。

     

    4.滑舌

    表情筋や舌のトレーニングのこと。

     

    早速、それぞれ詳しく教わっていきましょう。

    ▼4つのポイントについてのレッスンの様子

     

    呼吸と発声

    秋竹先生より

    「私たちは無意識に「胸式」という胸の呼吸と、

    「腹式」というお腹の呼吸をミックスして出しています。

    声が通りにくい方は、「胸式」という胸の呼吸で話しているのです。

     

    アナウンサーや、美声と言われる人たちは、

    「腹式」というお腹の呼吸の割合が多く、話しているのです。

    つまりどんな人でも腹式の割合を増やせば、よく通る、響くいい声になるわけです。

     

     

    その違いを体感するため、まずは「胸式」をやってみましょう。

    胸に手を当ててください。

    鼻から息を吸うと胸が膨らみます。

    はいてください。

    これは浅い呼吸です。

     

     

    次に「腹式」です。

    簡単にできる腹式呼吸の方法をご紹介します。

    まず右手をお腹に、左手は口に当てます。

     

    寒い日に、手のひらにあったかい息をかけるイメージで、息をかけてください。

    お腹がへこむのがわかると思いますが、これが腹式呼吸です。

     

    腹式というと、お腹を膨らませるという説明をされる方が多いのですが、

    吐いた息の反動で勝手にお腹が膨らむだけなのです。

     

     

    話すときは、息をたくさん吐くことにフォーカスします。

     

    声が通る人、この息が吐けている人は、この腹式呼吸が無意識にできているのです。

    通りにくい方はこの練習をすることで、よく通る声になります。

     

    次に、息をコントロールするために、同じ強さで息を吐きます。

    アナウンサーの方や声が綺麗な方は、

    話しているときの息の強さが安定しているため、綺麗に聞こえるのです。

     

    聞き返される人はだいたい、語尾が消えていきます。

     

    口調がきつい人は、逆に語尾が強くなります。

     

    10秒間同じ強さで息を吐ききる練習をしましょう。

     

     

    次に、特に滑舌が悪い方にやっていただきたいのが、息に瞬発力をつける練習です。

    おへその上と下を両方触り、強い息ですっと息をはいてください。

     

    次は、連続して、すっすっすーー。

    これを10回いきましょう。

    すごく苦しいと思います。

     

    特に滑舌悪い方はこのような練習をすると、普段も息を強く出せるようになりますよ。

    次に、すすすすすーーー。と息を吐いていきます。

    これを5回続けましょう。

     

    このようにトレーニングすると声が出しやすくなるのです。」

     

    この呼吸法を練習した後、声を出したところ、

    なんと、今までより格段に声が出しやすくなっています。

    この時点でものの5分、

    10分で声が変わるのも夢ではないかも、と淡い期待を抱く筆者。

     

    発声

    秋竹先生

    「次に発声を腹式呼吸につなげます。

    一回だけ口から息をはきます。

    その息に声の成分をのせます。

     

    次に高い音で、もっと強く息をはきます。

     

    次にシンガポールのマーライオンが、水を押し上げられて、口から水を出すイメージで発声しましょう。

     

    自分の手でマーライオンが口から水を出すイメージで手をつけ、マーライオンのマーを発声します。」

    ▼イメージ

     

    吐く息に声をのせ、

    マーライオンの口から出る水のように手をつけると、とても声が出しやすい!

     

    共鳴

    秋竹先生

    「共鳴は、声の高さをコントロールすることです。

    一度「こんにちは」と言ってみましょう。

    次に、にこっと笑って「こんにちは」

     

    笑うと声が高くなります。

    声を高くしたい人は、口角を上げると簡単に声が1音から1.5音高くなります。」

     

    笑わずに「お電話ありがとうございます」と言ったとき、

    にこっと笑って「お電話ありがとうございます」と言ったときでは、声のトーンが全く違いました。

     

    電話応対をすることが多い方は、

    口角を上げることを意識することをおすすめされていました。

     

    滑舌

    秋竹先生

    「しっかり発声ができてきたので、

    しゃべるときの息のコントロールをします。

    しゃべるときも、単語の頭を意識していただくといいです。

     

    単語の頭で息をはきます。

    単語の頭が立つことで、聞き返されることがなくなります。」

     

    10分で人の声は変わる!

    腹式呼吸をしつつ、単語の頭で息を吐き、

    レッスンのはじめと同じように、5音で構成される言葉を録音しながら読んでいきます。

     

    一番最初に録音した声と比べると、

    はっきりと聞きとりやすい声になっているではありませんか!

     

    「10分で人の声は変えられる」ことをまさに体感しました。

     

    秋竹先生、ありがとうございました。

    次回コラムでは、「声のアンチエイジング」や、気になる秋竹先生ののどケア方法にせまります。

    ▼レッスン風景の様子

     

    明るく、面白い秋竹先生のボイストレーニングが気になる方は、こちらから

    「ビジネスボイストレーニング ビジヴォ」

     

    こちらの著書でも詳しく知ることができます。

    「1分間声トレ」

     

    秋竹 朋子(あきたけ ともこ)

    福岡県生まれ。
    東京音楽大学ピアノ演奏科コースを経て聖徳大学大学院音楽文化研究科 修士課程卒。
    ピアノを倉沢仁子、播本三恵子、原佳大氏、声楽を立原ちえこの各氏に師事。 全日本ピアノ教育連盟東京大会第1位、全国大会入賞、大曲ピアノコンクール入賞、北関東ピアノコンクール(第1位なし)第2位、西日本ピアノコンクール第3位、ウィーン国立音楽大学にてディヒラ国際音楽コンクール第2位など数々の受賞歴がある。
    ボイストレーニングスクール「ビジヴォ」の代表として「声」「話し方」「歌声」に
    問題を抱えるビジネスパーソンの指導を実施。
    音楽家ならではの聴力と技術を駆使した、日本初「超絶対音感」による
    ボイストレーニングが話題を呼び、各メディアからの取材、TV番組にも多数出演。

    著書に「話し方」に自信がもてる『1分間声トレ』(ダイヤモンド社)
    「ビジネスの発声法」(日本実業出版)、「秋竹朋子の 声トレ!!」(ワニブックス)、
    「秋竹朋子の即効! モテ歌レッスン」(リットーミュージック)がある。