のどに良い漢方~「ニホンドウ漢方ブティック」様に聞いてきました①

のどケア.com編集チームでは、「のどに良い漢方」があるという情報を入手。「漢方」について 詳しく知りたい!ということで、「ニホンドウ漢方ブティック」様で「のどに良い漢方」について教えていただきました。

    のどケア情報 2018/09/03

    のどケア.com編集チームでは、「のどに良い漢方」があるという情報を入手しました。

    「漢方」について詳しく知りたい!ということで、全国に展開する漢方専門店の「ニホンドウ漢方ブティック」様で「のどに良い漢方」について教えていただきました。

    早く「のどに良い漢方」について知りたい筆者ですが、まずは、そもそも「漢方」って?

    なんとなく知っているようでわからない、漢方について教えていただきました。

     

    漢方って何ですか?教えてください。

     

    漢方は日本独自の健康哲学です。

    漢の時代に基礎が確立した古代中国医学(中国の自然哲学がベース)が、日本に伝来し、日本の気候や風土に合わせて変化し根付いたものが「漢方」です。

    漢方薬のみではなく、鍼灸、気功、ツボ、薬膳、呼吸法といった日々の養生までを含み、暮らしに溶け込んだ知恵の集合体です。

    自然のものを活用して、自然治癒力を高めようとする知恵が「漢方」には宿っています。

    日本独自の健康哲学だったとは。

    漢方薬だけでなく、気功や呼吸法までもが漢方の一部なのですね!

    もう少し詳しく聞いてみましょう。

     

    漢方理論の基本とは?

     

    漢方理論の基本とは、「陰陽論」と「五行説」です。

    漢方はココロとカラダ、カラダと環境などすべてのバランスを重視します。その考えの基本が「陰陽五行説」であり、「陰陽論」と「五行説」という2つの理論から成り立っています。

    【陰陽論】
    「陰陽論」とはこの世の中に存在するすべてのものは「陰」と「陽」から成り立っているという考え方で、この2つが対立したり、 依存したり、助け合ったりしながらバランスをとって存在しているという理論です。
    このバランスが崩れたときに不調が発生すると考えます。

    【五行説】
    漢方のベースとなる自然観であり、自然界すべてのものは「木(もく)」、「火(か)」、「土(ど)」、「金(こん)」、「水(すい)」の5つの元祖から成り立っているという考え方です。
    それぞれの元素が特徴を持ち、互いに助け合ったり、コントロールをしあったりしてバランスを保っています。

    「のどに良い漢方」とは?

    「漢方」の基本がわかったところで、「のどに良い漢方」について教えてください!

    のどに良い漢方にはどのような種類があるのでしょうか。

     

    のどの不調の種類によって、おすすめの素材が異なります。

    のどのお悩み別におすすめの生薬と、食材をご紹介します。

     

    ●生薬(しょうやく)=医薬品である漢方薬の原料。一部食材として使えるものも含む。

    ●食材=主に食事やお茶の材料となるもの。

    のどに炎症があってつらい <かぜの初期・のどの使い過ぎ>

    【生薬】
    桔梗、金銀花、連翹(れんぎょう)、甘草(かんぞう)、薄荷(はっか)

    【食材】
    大根、菊花、ミント、板藍根(ばんらんこん)、プロポリス、熊笹

    のどが乾燥してつらい <かぜの後期・乾燥する季節>

    【生薬】
    麦門冬(ばくもんとう)、百合、杏仁

    【食材】
    ハチミツ、ゆり根、梨、白きくらげ、かりん、白ゴマ

    のどが詰まってつらい <ストレスで息苦しい・痰のつまり>

    【生薬】
    紫蘇葉(しそよう)、厚朴(こうぼく)、陳皮、枇杷葉(びわよう)

    【食材】
    シソの葉、みかんの果皮、ミント

     

    のどのお悩みそれぞれに効果的な生薬、食材があるということに驚きました!
    食材であればすぐにでも取り入れることができますね!

     

    次回は、上記の中で食材として使えるものを、いつもの飲み物にちょい足しして取り入れることができる、ちょい足しレシピを教わります!

    「ニホンドウ漢方ブティック」様ありがとうございました。